レジデンシャル・カレッジ

HLABがつくる「多様な仲間と共に暮らす」学びの場

日本の教育に「レジデンシャル・カレッジ」という選択肢を

身近なちがいを学びに変える、
共に暮らすことからはじまる新しい学び舎

「レジデンシャル ・カレッジ」と呼ばれる学生寮は、世界の多くの大学で、学生生活の中心となっています。
異なる経験を有し、違う分野を学ぶ仲間が、互いとの対話で学びを深めるレジデンシャル ・カレッジでの経験が、不確実で多様な世界を生きるための力を育むと考えられているからです。
 
一方、実家暮らしや一人暮らしをしながら大学へ通学する日本では、仲間と共有できる時間が少ないため、対話を通じて自己理解や学びを深める機会が不足しがちです。そこで我々は東京で、複数の学校からカレッジを作ることにしました。
 
我々のレジデンシャル・カレッジでは、「多様な他者との共創力」、「楽しみ学び続ける姿勢」、「公共の精神」の三つの価値観を大切に、日々の大学での学びをより豊かにできる環境を提供します。
 
異なる大学から集う、国籍も、世代も、専門も、考え方も異なる仲間と学ぶ2年間。2020年、下北沢に、仲間と切磋琢磨し、リベラルアーツの幅広い学びや、リーダーシップを育くむコミュニティが生まれます。

レジデンシャル・カレッジに住む

SHIMOKITA COLLEGE

フラッグシップとしての拠点

多様性豊かな高校生・大学生・若手社会人が寝食を共にする中で互いに学び合い、新たな教育的価値をもたらす学生寮として、「SHIMOKITA COLLEGE」を2020年12月に開業しました。HLABは、今までのサマースクール事業やレジデンシャル・カレッジ事業の集大成として、初めてゼロからレジデンシャル・カレッジを企画します。

下北沢のまちをキャンパスとして活用しながら、高校生・大学生・若手社会人130名以上の多様性豊かな環境下で、生活の中で互いから学び合う場を創出します。

THE HOUSE by HLAB

プロトタイピングを続ける原点

アクセス抜群で、緑に恵まれた目黒川沿いの立地を持つ中目黒で、シリコンバレー/NYでの在職経験や、国際的なチームを統括する起業家など、国際経験豊かな大学生や社会人と共に住み学ぶ、知的刺激に溢れるカレッジ(教育寮)です。入居者数こそ10名強と少数ですが、ひと月に延べ180名ものゲストが訪れ、即席のセミナーが行われるなど、知的交流の中心地です。現在は、「レジデンシャル・ラボ」の舞台として、実験的なプログラム開発をおこなっています。

レジデンシャル・カレッジの特長

HLABの設計する学びの根幹である「ピア・メンターシップ」。
「ピア・メンターシップ」を促進する学び舎として、レジデンシャル・カレッジには3つの特長があります。

「多様性と同質性のバランス」を実現するコミュニティのデザイン

レジデンシャル・カレッジは生まれ育った環境も、通う学校も、世代も異なる人が集います。キーワードは「多様性と同質性のバランス」。バックグラウンドや考え方、興味関心や専門性などの多様性は、新たな気づきを得て自己を振り返るために重要な要素です。

一方で、志を持ってチャレンジすることやアカデミックな知に対するリスペクトを持つことといった、共通した基盤となる価値観の同質性は、心理的安全性の高い学びの場を作るために重要です。一人ひとりの人間はそれぞれちがいがあり、特別なものです。

レジデンシャル・カレッジでは、その前提の上で、学びの場としての価値を最大化するために、選抜をしてコミュニティを組成することや、募集プロセスから一貫した体験設計をすることで、多様性と同質性のバランスを実現します。

身近なちがいを学びに変える、学びのシステム

どれだけ良いコミュニティができても、ちがいを学びに変える仕組みがないと、価値ある体験は生まれません。

レジデンシャル・カレッジでは、学びのためのシステムを、共同生活のありとあらゆる場面に設計します。居住者だけではなく、HLABコミュニティから専門家や実践家といった「身近なピア」とのメンタリングの機会が豊富に作られるほか、自分の問題関心をプロジェクトにして学ぶ機会や、リベラル・アーツゼミなど、一人ひとりが自分に必要と考える学びを得られるように、幅広い機会を提供します。

また、生活の振り返りをする「ハウス制度」や、自分たちでレジデンシャル・カレッジ運営にあたる「コミッティー制度」など、共同生活を送るために設計された仕組みも全て、ちがいを学びに変えるために設計されています。

街に開かれたキャンパス

レジデンシャル・カレッジは、特定の学校や教育機関に紐づく教育寮ではなく、街に開かれた学びの場です。

街には、本屋や博物館、ギャラリーやシアターなど、学びの場がたくさんあります。また、街で行われているプロジェクトに参加することも学びの機会になるでしょう。このように学びの場と機会にあふれた街を、学校におけるキャンパスとみなし、学びの舞台とするのレジデンシャル・カレッジの特色です。

居住者が街へ繰り出していろんな出会いをしたり、街に住む多様な経験を持つ人が集うことで、どんどん学びが豊かになっていきます。

過去の実績

NODE GROWTH 湘南台

教育寮コンサルティング

HLABが、まちづくりにつながる事業企画、建築設計、店舗運営を行うUDS株式会社と新たに取り組む、大型レジデンシャル・カレッジ(教育寮)の第一弾が、2018年4月に新築グランドオープン。

HLABの「多様な学生が集う知的刺激にあふれる空間/教育プログラム」に知見を活かした、RA制度やプログラム設計、UDSの知見がつめこまれた食堂での朝夕食、快適な共有スペースが魅力的な、教育寮です。

YGU HOUSE

大学における国際教育寮の立ち上げ

山梨学院大学新国際寮「YGUHOUSE」にて、HLABは学びを最大化する仕掛けづくりやコミュニティ構築の観点からサポートいたしました。寮づくりに参画したい学生・教職員の皆さんとワークショップを開催し、寮のビジョンや寮内での取組みを議論する等、オープンの半年前から、理想の教育寮の実現に向けて協働してまいりました。2019年4月のオープン時には、新入生の寮生に向けたオリエンテーションを、HLABのファシリテーションのもと学生主導で設計した上で、新寮生を迎えました。オープン後も学生と共に交流が生まれる仕掛けを共に創り出し、寮全体のコミュニティ構築に向けた取り組みを行いました。

SHIMOKITA COLLEGE
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