HLAB 2019 リーダーシップ・プログラム(大学生対象のサマースクールの運営を通じてリーダーシップを養うプログラムのこと)が始まりました。
3月下旬にサマースクール開催地の一つ、小布施にてキックオフ合宿を開催。大学生が初めて一堂に会し、サマースクールや任期の一年を通して、自分やHLABをどう変えたいか、その後どうありたいのかを4日間を通して考えることができた合宿となりました。参加してくださる高校生に最高の夏をお届けするために、これから始動していきます!
2019/3/18 1日目 HLABと出会う
大学生運営初の顔合わせ兼研修となる、3泊4日のキックオフ合宿初日。皆それぞれの期待や不安を胸に、キックオフの舞台となる小布施町へと出発しました。道中ではアイスブレイクなどを通じ、共にサマースクールを創り上げていくメンバーとお互いに対する理解を深めていきました。
小布施に到着後、まず開会式が行われました。ここでは学生代表の廣田とHLAB共同創設者の高田の挨拶に加え、HLABのコンセプトや大学運営委員に求められている姿勢についての説明を受けました。最後にはそれぞれのサマースクールに対する期待や不安を風船に込めて膨らませ、一斉に宙へと解き放ちました。
この日最後のアクティビティは、小布施町の町歩き。サマースクール開催地である小布施町の歴史やまちづくりに関する説明を受けた後、実際に町を歩き、隅々に施されたまちづくりの工夫を目の当たりにします。運営委員一同、小布施町への理解を深めると共に、その魅力を肌で感じることができました。
2019/3/19 2日目 HLABにおける「学び」
小布施到着から一夜明け、2日目。初日の開会式に引き続き、HLABという組織がどのような理念の下に、どのような背景があって活動できているのかについて説明がありました。次第に大学生メンター間でのコミュニケーションも増え、積極的に意見を交換し合う姿が見受けられました。
昨年度のサマースクール経験者である学生代表の廣田からは、自身の体験談や考えなどを交えたサマースクールについての説明が行われました。運営委員それぞれが自分事としてサマースクールへの想像を膨らませ、改めてHLAB 2019がついに始まった、と気の引き締まる想いです。
次に行われたセッションでは、海外大生と一緒にサマースクールを作っていく上での大切な心構えについて考えました。昨年の大学生メンター経験者に加え、実際にキックオフに来ていた海外大生からも海外大生側の視点で話をしてもらい、お互いにどのような心持ちでいるのか、理解を深めていきます。
2日目の最後は「学び」について考えるセッションです。初めにパネルディスカッションで紹介された専門分野を例に、大学生運営委員も小グループに分かれ、それぞれ勉強する分野を紹介し合いました。これは、サマースクールで頻繁に話題となる「学び」について、学ぶ意義や学びへの姿勢も含めて考えることに繋がります。そして、自身がメンターとして何を提供できるのかを考えると共に、お互いに自分の興味分野について熱意を持って話し合ったことで、全く違う専門分野についての知見が増えたり、相手の学びへの姿勢から刺激を受け合ったりもしました。
2019/3/20 3日目 HLABと自分
キックオフ3日目最初は、初めての地域別・局別での顔合わせがありました。地域別タイムでは同じ地域の運営メンバー同士で自己紹介をし、これからの活動やサマースクールに対する期待を高めていきました。局別タイムでは、サマースクール作りに向けたより具体的な準備内容・今後のスケジュールについてなどの説明があり、運営委員それぞれが持つ役割をチーム全体で再認識していきました。
午後には、小布施町長市村様を交えてのパネルディスカッションを通し、小布施町の町おこしの特色や町の魅力について説明が行われました。そして、その後の運営委員からの積極的な質問を通し、小布施町でのHLAB開催に至る経緯や地方で開催する意義についてそれぞれ考え、理解を深めていくことができました。
サマースクールの4本柱の一つであるフリーインタラクションを模した企画では、HLAB OBUSEにおいてホームステイを受け入れてくださっている方々や小布施町で活躍されている社会人の方々に来ていただき、少人数形式でお話させていただきました。小布施町の方々の魅力を再認識したことはもちろん、様々な魅力を持った社会人の方々のお話や言葉に背中を押され、運営委員自身サマースクールやその後の人生で成し遂げたい事柄を対話の中で考える機会にもなりました。
2019/3/21 4日目 HLAB 自分ごと化
キックオフ合宿最終日は、今回の研修で学んだことを振り返る「LAB Session」から始まりました。この合宿を振り返り、それぞれの想いを周りの運営委員と共有することで、今後HLABで達成したいこと、そして高校生のために自分たちができることを言語化し、チームとして共有していきます。また、これらの目標を達成するには具体的にどう行動していけばいいのかを個人・全体で考え、実現に向けて動いていく第一歩を踏みしめました。
すべての企画の最後には、小布施を存分に満喫する自由時間です。お昼に小布施の魅力の一つである食を堪能した後、小布施牧場やオープンガーデンで町の魅力を満喫することができました。また、町歩きでは地域・局の垣根を超えて運営委員同士が交流できたことで、共にサマースクールを作る仲間として、そして今年の運営委員全体が一つのチームとして、最高の夏に向けての期待とワクワク感が高まる時間となりました。
4日間に渡るキックオフ合宿の締めくくりとして、最後は閉会式が行われました。そしてキックオフの終わりを機に、いよいよ本格的に8月のサマースクールに向けた準備が進んでいきます。今回合宿に参加できなかった運営委員も含め全員で一丸となり、高校生にとって最高の、素晴らしいサマースクールを作るための準備は、これからも続きます。