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SHIMOKITA COLLEGE Resident Deanの原田が、都内の奈良県人寮「養徳学舎」活用検討委員に就任しました。

SHIMOKITA COLLEGEで培ったレジデンシャル教育の知見を活かし、養徳学舎を未来の学び舎に

株式会社エイチラボでレジデンシャル・カレッジ事業責任者(Resident Dean)を務める原田遼太郎が、2024年10月21日付で、東京文京区にある奈良県の学生寮「養徳学舎」活用検討会の委員に就任したことをお知らせします。

写真:奈良新聞社提供

原田遼太郎 プロフィール

レジデンシャル・カレッジ事業責任者(Resident Dean)
1997年、愛知県生まれ。2019年にHLAB TOKYOで大学生運営委員を務める。山梨学院大学在学中の2018年から2019年にかけて、大学付属の国際寮(YGU HOUSE)の立ち上げメンバーとして設立準備・運営業務でHLABと協働。レジデント・アシスタント(居住しながら寮生のサポートを行う学生スタッフ)として培った、立ち上げから運営までの知見を基に、2020年4月から「SHIMOKITA COLLEGE」における学びのコミュニティ・仕組みづくりに携わる。2024年からHLABの全事業におけるプログラムデザインと体験設計の統括を行っている。

就任の経緯

奈良県が、都内に有する学生寮「養徳学舎」の今後の活用について検討を始めました。特に施設の有効活用の観点やポテンシャルの高い立地条件等を鑑み、今までの機能に加えて、「東京で学んで、奈良に戻って活躍してもらえる人材」や「奈良に愛着を持ってもらい、奈良に戻らなくても奈良の発展に寄与してもらえる人材」を育成する施設としていくことを目指しています。養徳学舎の具体的な活用の方向性について、幅広い意見を聴取することを目的として、養徳学舎活用検討会が設置されました。
HLABは寮生活の教育的側面(レジデンシャル教育)の可能性に着目し、2020年12月には東京下北沢にResidential College第1号として「SHIMOKITA COLEGE」を立ち上げ運営しています。これまでに7カ国、60大学以上から、学年も専攻も異なる多様な大学生が集まっており、卒業生を含めて約500名がここで暮らし、学んでいます。
開校からの約3年間は、レジデンシャル・カレッジ事業の開発期間として、SHIMOKITA COLLEGEを舞台にレジデンシャルな学びを豊かにするための仕組みづくりに挑戦してきました。3年間の運営経験を通じて、HLABとしても本当にたくさんの気づきと学びがありました。知見が蓄積されてきたことを踏まえ、今後は知見をより外に発信し、SHIMOKITA COLLEGEを起点としながらレジデンシャル教育の普及に挑戦しています。
活用検討会設置に先立ち、奈良県の山下知事にもSHIMOKITA COLLEGEにお越しいただき、そこで起きていることを実際にご覧いただき、現役カレッジ生と対話していただきました。これからの養徳学舎の活用検討を考える上で、ぜひ知見を共有してほしいとのご相談をいただき、検討委員としてご協力させていただくこととなりました。

養徳学舎とは

東京メトロ丸の内線 茗荷谷駅から徒歩約5分に立地する、奈良県出身の男子学生向けの学生寮です。50名を収容できる学生寮で、現在は都内の大学に通う奈良県出身の学生40名程度が居住しています。時代の変化を踏まえ、これまで男子学生のみに限定されていたことへの課題意識もあり、来年度からは女子学生も受け入れることを念頭に、施設整備に動き出しています。共学寮への転身に合わせるかたちで、一般的な学生寮を超えた、より交流にあふれ学びの生まれる空間づくりや制度設計に取り組もうとしています。

原田よりメッセージ

SHIMOKITA COLLEGE開校から、ただひたすらこの場をいかによい学びの場としていくかに向き合ってきました。何もないゼロの状態から、ともに暮らすカレッジ生たちがお互いの関わりを学びに変えていける仕掛けづくりに取り組み続けた結果、本当にたくさんのカレッジ生たちの学びと変化に立ち会い、その度に強く心を動かされてきました。
今回奈良県として都内の県人寮の刷新のお話をお聞きした際、自治体レベルで暮らしと学びを結びつけることに挑戦しようとされていることに心から共感し、私自身が培ってきた教育寮運営の知見を積極的に共有しながら、ともにいい場をつくることに貢献したいと思いました。
先日、山下知事とともに養徳学舎を訪問し、寮生の皆さんとお話しした際にも、それぞれが持つ想いや課題に触れ、改めて寮運営・コミュニティづくりの意義を感じました。ほんの小さな仕掛けで、コミュニティが変わる場面をこの目でたくさんみてきました。検討委員会では、私にしか伝えられないようなレジデンシャルな学びの実態をお伝えしながら、委員のみなさんとともに議論を深めたいです。
今回の検討委員への就任を足がかかりに、SHIMOKITA COLLEGEの運営を通して培った知見を、寮運営やコミュニティづくりに関心をお持ちの方々に広く届けられるよう尽力したいです。

検討会スケジュール

第1回:10月22日(火)実施済
第2回:1月中旬予定
第3回:2月下旬予定

その他の委員会メンバー

・朝倉祐介氏:一般社団法人スタートアップエコシステム協会顧問、アニマルスピリッツ 代表パートナー
・植嶋平治氏:一般社団法人 東京奈良県人会 会長
・中山満子氏:奈良女子大学 副学長 文学部 教授
・藤村 聡氏:sPods株式会社
・別所 史氏:ナラノコトナラ株式会社 代表取締役
・安本直史氏:合同会社ライヒストキャピタル 代表社員

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