初の中高生向け映像教材を作成し、STEAM Libraryにて公開
株式会社エイチラボは、2021年度『経済産業省「未来の教室」STEAMライブラリー事業』事業者に採択されましたが、この度、高校生を対象とした映像やワークシートを組み合わせた教材で、授業に使用したり、個人での探究学習に利用したりすることで、HLABの重視するリベラルアーツの一端を学べる教材を公開いたしました。
今回は、2つのテーマについて映像授業を公開しております。ぜひとも学校や個人学習にご使用ください。
本件、教材に関しては、steam@h-lab.coまでお問い合わせください。
テーマ①:対立する意見をどうまとめていくか?~合意形成を学ぼう~
1. 普段何気なくやっている「合意形成」を改めて考える
一見難しく聞こえる合意形成は、「友人と外食する際のお店を決める」ように、実は日常生活の中で何気なくやっていることである。本コースでは異なる意見をまとめていく「合意形成」の手法を学ぶ。
2. ケーススタディで実際に社会における合意形成を体感
東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県女川町の復興プロセスを事例として取り上げ、どのような合意形成が行われていったか、を学ぶ。最後のコマでは学習者は、架空の街を舞台に「鉄道を新しくつくる」というケーススタディを議論する。
テーマ②:気候変動を人間中心イノベーションで解決する!
1. 自分ごととして捉えにくい「気候変動」を共に考えよう
社会を取り巻く課題の中で、次世代が直面する大きな課題である「気候変動」は、地球規模の問題であるために一見他人事に感じてしまう反面、実は生活や人生に大きな影響を与える課題である。では、自分ごととして知り、考え、行動に起こしていくにはどうしたらいいかを本コースでは考える。
2. イノベーション創出専門家による監修
東京大学の小松崎俊作准教授による監修で、イノベーション創出のプロセスを動画内で説明。学習者が取り組む、気候変動を自分ごととして考えるためのアイデア創出に向けたワーク内容を、共にデザインしている。
HLABは共に学び合える場をつくる仲間を募集しています!
経産省や大手企業とのパートナーシップ連携など、事業規模が拡大しており、HLABでは現在、未来の教育を共に創る仲間となってくれる方を募集しています!詳しくはコーポレートサイトをご覧ください。
未来の教室について
経済産業省では新しい学習指導要領のもとで、1人1台端末と様々なEdTech (エドテック)を活用した新しい学び方を実証する「未来の教室」実証事業を、 2018年度から全国の学校などと進めています。
未来の教室ページ:https://www.learning-innovation.go.jp/
STEAMライブラリーとは
経済産業省では、子ども達が「未来社会の創り手」に育つきっかけを提供すべく、産業界や研究機関等と連携し、学際的で探究的な学習のための多様なデジタルコンテンツを開発し「STEAMライブラリーVer.1」として2021年3月に無償公開しました。
その後、全国の学校関係者によるフィードバックを踏まえながら、ウェブサイトのデザイン改修、コンテンツの修正・拡張、そして新規コンテンツの追加を実施し、今年3月にリニューアルオープンしました。