楢崎 翔子

HLAB TOKUSHIMA 2015 高校生参加者
東京学芸大学附属国際中等教育学校 5年生
HLABに参加してから約1年経った今、私は東京学芸大学附属国際中等教育学校で5年目の学校生活を過ごしています。本来ならノンビリした学校生活に別れを告げて本格的な受験勉強を開始せねばならない時期ですが、私は今年の一学期でこの学校を退学し、夏からはイタリアにあるUnited World College of the Adriaticに2年間留学をします。HLABに参加する前は、自分が1年後こんなにも大胆な新しい一歩を踏み出すだろうとは夢にも思っていませんでした。そして、そうしたいと強く思うきっかけとなったのはHLABでした。
HLABでは、初対面ながら興味深いlife storyを饒舌に語る高校生や大学生に驚き、自分について考えさせられました。小学生の頃3年あまりを海外で過ごした私は、「英語なら喋れる」という自負を少なからず持っていました。しかし、日本人大学生がよどみなく自分の思いを英語で伝え、他の高校生が積極的に海外の大学生に話しかけている中で、私はひとりもどかしいような、悔しいような気分を味わっていました。自分の拙い英語が露呈してしまわないようにという警戒感と、元来の内気な性格、そして多分、語るべきstoryの欠如。結局、最終日のリフレクションの時間になっても自分から積極的に発言することはできずじまいでした。
そんなモヤモヤ状態のまま。いよいよお別れという時、みんなと数え切れないほどのハグを交わしました。今でも心に強く残っているのは、ある大学生に言われた「翔子のこと、一番応援してるよ」という激励の言葉です。そして私は、”これからは手当たり次第色々なことに挑戦しよう!もうコンフォートゾーンにこもるのはやめよう!”と心に決め、以来ずっとがむしゃらに突っ走ってきたつもりです。
留学が3ヶ月後に迫った今。段々と”本当に行くんだ”という実感が湧いてくると同時に感じ始めている不安や期待の入り混じった感情。そういえばHLABの時も同じような気持ちでした。しかし、HLABを通して学んだことやその後参加した他のプログラムやイベントでの経験を持っている今、「留学でもっと多くのものを得たい」という期待は不安よりもはるかに大きいものとなっています。HLABでの一週間が自分にとってlife-changingであったように。吸収できるものは全て吸収し、国際社会で通用しうる英語力だけでなく、豊富な知識、コミュニケーション力を身につけたい。そしていつかHLABに、今度は高校生のロールモデルとなれるような大学生として戻って私のstoryを私自身の言葉で伝えたい、そう思います。

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